観た映画と生活の記し

20200515

長い長い春休みが終わり、今月11日から大学のオンライン授業が始まった。春休み間にじっくりと時間をかけて崩れていった生活習慣がすぐに元に戻るわけもなく、今週は朝5時に就寝し、朝8時半には授業のため起床する生活。目の下にニキビができるというはじめての経験もした。(生活習慣の乱れによって目の下にできるらしい)あとここ最近は口内炎と生活を共にしている、痛い。

家で受講する授業ではあるが、不思議と気持ちは引き締まる。新年度に感じるあの気持ちはコロナ時代でも変わらないみたい。

授業の準備をしているうちに5月前半が終わってしまった。夜の散歩も心地いい風と匂い。春が終わって、もう夏の気配。

そんな5月前半に観た映画。

『ハッピーアワー』(2015,濱口竜介)『家族ゲーム』(1983,森田芳光)『東京物語』(1953,小津安二郎)『男はつらいよ』(1969,山田洋次)『東京オリンピック』(1965,市川崑)『旅のおわり世界のはじまり』(2019,黒沢清)『愛のコリーダ』(1970,大島渚)『青春残酷物語』(1960,大島渚)『COLD WAR あの歌、2つの心』(2018,パヴェウ・パヴリコフスキ)『新聞記者』(2019,藤井直人)『殺さない彼と死なない彼女』(2019,小林啓一)『天使の入江』(1963,ジャック・ドゥミ)『顔たち、ところどころ』(2017,アニエス・ヴァルダ)『戦場のメリークリスマス』(1983,大島渚)『マーサ、あるいはマーシー・メイ』(2011,ショーン・ダーキン)『都会のアリス』(1973,ヴィム・ヴェンダース)『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(1999,ヴィム・ヴェンダース)『恐怖分子』(1986,エドワード・ヤン)『プロミスト・ランド』(2012,ガス・ヴァン・サント)『あの夏、いちばん静かな海。』(1991,北野武)『その男、凶暴につき』(1989,北野武

計21本観たが、そのうち『ハッピーアワー』『天使の入江』『恐怖分子』北野武作品2本以外は、すべて配信で観た。映画館に行けない今、サブスクリプションの恩恵を浴びまくっている。作品自体の良し悪しとは別に、今一番の欲求を満たしてくれるのはロードムービーなのでは、と『都会のアリス』を観ながら思った。

とにかく時間をどう埋めるかを考えている。3月や4月は何もしたくなくて眠ることでしか埋められなかったけど、どうにか本を読んだり、映画を観ることができるようになった。時間を埋めるのに精一杯だけど、時間が足りなくも感じる。どっちつかず、ずっとむかしからのこと。